私だけ?

2006年4月24日
日中、最寄りの地下鉄に乗った。
その地下鉄、都内でも比較的マイナー路線なので、朝のラッシュもそんなに混む事もなく、日中はほぼ座れるのだけれど、今日に限って、見た事もないような大混雑。
何があったのか分からないまま、すし詰めの車内に乗った。正直、とても混んでいるなんて考えてもいなかったし、車内の混雑はかなり体にこたえた。

山手線・埼京線のトラブルの影響で、乗客が地下鉄に乗り換えたからだったと、後から知った。
4月25日は、JR西日本の事故からちょうど1年。
ニュースで、歪んだ線路のVTRを見てぞっとした。都内でも、ちょっと間違えば大惨事を起こしていたかも知れないのだ。たまたま直線の線路だったから、車両がバウンドした事で運転手がすぐ気づくことが出来て、誰も怪我人が出なかったけれど(ストレスが原因で運ばれた人は数名いたけれど)、もしカーブしていたら・・・・・。とても5時間半じゃ済まなかっただろうと思う。

なのに、ニュースでは恨み辛みを言う声を報道し、コメンテーターと名乗る人たちは口々に「トラブルの原因」「責任の所在」を追及する。
もちろん、同じようなトラブルは二度と起こしてはいけないと思うし、過去に同じトラブルがあってそれが活かされていないというのは問題だが、誰も怪我しなくて本当に良かった、大事に至らなくて良かったと思うのは、私だけだろうか。ニュース番組というものは、ただひたすらに他を批判するためのものなのだろうか。
誰か、一言でもそのようなコメントを言っても良いと思うのだけれど・・・・。

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